俳優須賀健太(23)がBSテレ東連続ドラマ「江戸前の旬」(10月13日スタート、土曜深夜0時)に主演することが6日、分かった。

99年から現在まで「週刊漫画ゴラク」で連載中の「銀座柳寿司三代目 江戸前の旬」(原作は九十九森氏、劇画はさとう輝氏)が原作。

須賀は見習いすし職人、柳葉旬を演じる。銀座「柳寿司」の三男として生まれ、根っからのすし好き。長男が家を出たために店の三代目を目指し、父のもとで修業を積むことになる。父の愛ある指導や旬のひらめきにほれ込んだ店の常連たちの応援を受け、すし職人としての才能を花開かせていく。

原作は、コミックスが現在までに94巻刊行されている大長編漫画。須賀は「すしが題材のドラマは最近少ないと思いますが、そんな中でコミックス100巻も間近か、という大きな原作作品に携われて光栄です」と気を引き締める。旬の父で二代目店主、柳葉鱒之介を演じる渡辺裕之(62)は「職人が1貫ごとに思いを込めて握るのがすしだ、ということにも注目して見ていただきたい」と語る。「台本を読んでいて各話、必ずクライマックスで泣いてしまう」と明かす人情味あふれるエピソードも見どころになっている。

10月をもって豊洲へ移転する築地市場での撮影も敢行。ドラマには活気ある市場の風景が収められている。須賀は「すしの知識が学べて、職人の在り方、構え方も感じられる、いろいろな角度から楽しめるドラマです」と魅力を話している。