俳優山崎賢人(23)主演のフジテレビ系主演連続ドラマ「グッド・ドクター」(木曜午後10時)の13日放送の最終回の視聴率が12・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが14日、分かった。前週より、2・2ポイント、アップした。

初回から11・5、10・6、11・6、10・6、12・2、10・8、13・0、9・4、10・2%だった。

自閉症でコミュニケーション能力に難があるが、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年医師・新堂湊(山崎)は、レジデントと呼ばれる研修医として東郷記念病院小児外科に勤務することになる。

新堂の先輩医師、瀬戸夏美を演じた上野樹里(32)は16年5月のロックバンドTRICERATOPSのボーカリスト・和田唱との結婚後初、2年半ぶりの連続ドラマ出演となった。「こんなステキな、ピュアな、そして心温まる作品に呼んでいただけて、とてもうれしかったです。夏の連続ドラマは初めてだったのですが、セットでの撮影が多かったので、あまり暑さを感じず(笑い)、そしてこんなにスピード感あふれる撮影現場も初めてで、楽しかったです」と振り返った。

13日放送の最終回では、東郷記念病院は小児外科の廃止へと向かっていた湊(山崎)はステージ4のガンで倒れた院長の司賀明(柄本明)の病室で付き添っていた。その時、湊に森下伊代(松風理咲)の急変を知らせる連絡が入る。司賀に今心配すべきなのは自分ではなく子どもたちだ、と促された湊は伊代の病室へ急いだ。

瀬戸夏美(上野樹里)ら小児外科医を集めた小児外科主任の高山誠司(藤木直人)は伊代が肝硬変も患っていると話す。そして、放置すれば肝不全になるため、すぐにでも肝臓の移植手術が必要だと続けた。しかし、伊代は小腸の移植も予定されている。高山は肝臓と小腸の同時移植以外に伊代を助ける方法はないと告げるが、小腸と肝臓の同時移植は国内で実施された例は少なく、高山ですら行ったことがなかった。そこにER(救急救命室)から川で溺れた少女、吉本美咲(古川凛)が心肺停止状態で運び込まれたと連絡が入った。