米ロック界のレジェンド、ティナ・ターナー(78)が夫に腎臓を提供してもらい、移植手術を受けていたことが明らかになった。

今月16日に米国で発売予定の公式自伝「Tina Turner’s My Love Story」の中で、ドナーである夫アーウィン・バック氏の腎臓を移植したことを告白したという。

英デイリー・メール紙によると、「2016年12月までには、私の腎臓は急激に悪化していた。定期的な透析か腎臓移植か、2つの選択しかなかった。普通の生活に戻るには腎臓移植しなかったが、腎臓のドナーを得るチャンスは低かった。私には透析は考えられなかったし、食べることもできず、死ぬことも考えた」とつづっているという。

ターナーはさらに、2013年に結婚したレコード会社重役の夫バック氏が、腎臓を提供すると申し出た時のことについて、「彼は他の女性も、人生も欲しくないと言った。そして、自分の腎臓の1つを私にくれると言ったので、ショックを受けた」と自伝の中で振り返っているという。

昨年、移植手術を行ったが、心臓のダメージという大きなリスクを抱えながらも、手術は無事に成功したというターナーは、「私はまだ、ここにいる。私たち夫婦はともに無事で、今、想像もできないほど親密です」と、喜びをつづっているという。(ニューヨーク=鹿目直子)