今月から活動再開した人気グループ「いきものがかり」が、大みそかのNHK紅白歌合戦でステージ復帰することが内定し、紅組のトリ候補に挙がっていることが13日、明らかになった。NHKは今日14日、都内の同局で会見を行い、出場歌手を正式発表する。

いきものがかりは昨年1月から「放牧宣言」して活動休止。休止期間はそれぞれ充電に充てると同時に、ソロ活動も行っていたが、今月1日に「集牧宣言」以来1年10カ月ぶりにグループ活動を再開した。

同グループは08年に紅白初出場。以降、活動休止中の昨年を除き、9年連続で出場した常連アーティストだ。12年NHKロンドン五輪テーマ曲を担当し、「風が吹いている」を発表。同年初めて紅組トリを務めた。10年NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」主題歌「ありがとう」はドラマとともにヒットした。

紅組の最終歌唱者となるトリを務める実力、人気、NHKへの貢献度に加え、ステージ復帰となれば、話題性も十分。NHK関係者は「いきものがかりのステージ復帰は、今年の目玉の1つ。過去の実績は十分ですし、トリで復帰を飾るとなれば、紅白への注目度もさらに上がるはず」と話しており、現時点で紅組トリの最有力候補とみられる。

また、今、最も勢いのある女性シンガー・ソングライターの1人、あいみょん(23)の初出場も内定した。16年にメジャーデビュー。今年発表した5枚目のシングル「マリーゴールド」がヒットした。刺激的な歌詞を印象的なメロディーに乗せてハスキーボイスで歌う姿は、10代から圧倒的な支持を受けている。放送中の日本テレビ系連続ドラマ「獣になれない私たち」の主題歌も手掛けている。

また、これまでに、今年CDデビューしたジャニーズの人気グループ「King&Prince」、エレファントカシマシ宮本浩次(52)、今年のNHKサッカーテーマ曲を歌う人気6人組ロックバンド「Suchmos(サチモス)」の初出場が内定している。