女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の19日に放送された第43話の平均視聴率が20・8%(関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、半年が過ぎ昭和22年春、たちばな塩業は仕事も順調にこなし経営も軌道に乗っていた。福子(安藤サクラ)は臨月を迎えていた。萬平(長谷川博己)は三田村会長(橋爪功)から出資してもらった3万円の使い道を考えていた時、福子はやりたい仕事、みんなが喜んでくれる仕事をしたらいいとアドバイスした。すると萬平は製塩業を拡大せず、新たな事業をすることを決めた。そんな時、家事の手伝いをしてくれていた赤津が足を骨折し、鈴(松坂慶子)が家事全部をすることになった。社員からの扱いや、萬平との会話で「私の先祖は源義経です」と語った時に鼻で笑われたことで不満が爆発し、「私は出て行きます」と置き手紙を残し家から姿を消した、という内容だった。