金融商品取引法違反の疑いで代表取締役会長のカルロス・ゴーン容疑者が逮捕されたことを受けて、日産自動車が、ニュース番組のCM出稿を自粛していることが20日、分かった。同社広報部が日刊スポーツの取材で明らかにした。

日産自動車によると、自粛しているのは、スポンサー契約をしている特定の番組でなく、時間帯で出稿を指定する「スポットCM」で、ニュース番組というジャンルに限るという。

また、特定の番組を提供し、その番組内で流される「タイムCM」については、継続して対応を考えるという。20日夜に放送予定のTBS系ドラマ「中学聖日記」は日産自動車がスポンサーとなっているが、現時点でCM出稿を「検討中」としている。

テレビ局関係者は「個別のスポンサーさんについてはお答えできないが、一般論として、出稿していただく企業の判断にまかせることになります。こちらから出稿を見合わせる要請をすることは、ないと思います」と話した。