女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の21日に放送された第45話の平均視聴率が21・4%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、家出した鈴(松坂慶子)は繁華街の清香軒に身を隠し羽を伸ばしていた。そこへ岡(中尾明慶)ら社員が食事をしにやってきた。そこでタカ(岸井ゆきの)が春休みまで手伝いに来てくれたことで会社が明るくなったとの話を聞きショックを受けた。そして鈴は「お世話になりました」と置き手紙を残してまたいなくなった。同じ頃、福子(安藤サクラ)と萬平(長谷川博己)は大阪の香田家へ向かっていた。そこで焼け野原の中で栄養失調に苦しむ人たちの姿を目の当たりにした。萬平はその夜、「戦争はまだ終わっていないんだ」と話し、何とか助けてあげられないかという思いを持ち始めた、という内容だった。