俳優岡田将生(29)が23日、都内で、公開初日を迎えた主演映画「家族のはなし」(山本剛義監督)の舞台あいさつに登壇した。

お笑い芸人、鉄拳のパラパラ漫画を原作に、田舎から上京してバンド活動を行う主人公とその家族のあたたかい絆を描いた物語。両親は時任三郎(60)と財前直見(52)が演じた。

岡田は「クランクアップしたとき、家族に会いたいと思った。見てくださった方に伝われば」とあいさつ。息子とぶつかる父親を演じた時任は、岡田の迫真の演技を「怖かった」と振り返ったが、自分自身のことと一瞬勘違いした岡田は「ああ、よかった。お芝居か。久々に絶句しました」と驚きながら笑った。

幼なじみ役の成海璃子(26)、バンド仲間役の金子大地(22)も登壇した。金子は「岡田さんが本当に優しかった。お芝居しやすい環境を作ってくださった」と感謝を述べ、対する岡田も「年下と共演する機会があまりなかったので、僕も優しい金子君に癒やされて、好きになりました」と相思相愛ぶりを見せつけた。

原作者にあたる鉄拳も舞台あいさつに出席。映画の感想を問われると「パラパラ漫画よりも全然おもしろかったです。キャストもかっこいいし、美人な人多いし、サイドストーリーも多いし、映画ずるいなと思いました」と話して笑いを誘った。