関西ジャニーズJr.なにわ男子の藤原丈一郎(23)と大橋和也(21)が19日、都内で、「バーチャルジャニーズプロジェクト」の発表会見に出席した。ジャニーズ事務所とライブ配信プラットフォームSHOWROOMが組んで、オリジナルバーチャルキャラクターによる動画生配信を行う。

藤原と大橋は、それぞれバーチャルアイドル海堂飛鳥と苺谷星空(いちごや・かなた)の声と動きを演じる。飛鳥と星空は普通の高校に通いながらアイドル活動に励んでいる。

藤原演じる海堂は「僕らの名前をみなさんに知ってもらえれば、それだけでいい。僕たちはアイドルを目指しているんですけど、まずはアイドルとして舞台に立ちたい」。大橋演じる苺谷は「配信を見てくれる人のその日を、ちょっとでも幸せにできれば。日本だけでなく世界の人に見てもらえれば。夢は大きく!」と話した。

藤原は「新たな挑戦と聞いてビックリしたけど、楽しみが大きい。僕は漫才とか好きなんですけど、海堂飛鳥はすごくクール。その辺は、やりながら習得していこうと思う。いずれは世界に配信したり、仕事の幅が増えていけば」。大橋は「配信ということでファンの人と近くでしゃべれるので楽しみです。僕は苺谷星空とすごくキャラクターが近いのでうれしい。ジャニーズ事務所、バッと世界に行けたら」と話した。

総合プロデューサーを務める、SHOWROOMの前田裕二代表(31)は2人を選んだ理由について「関西ジャニーズJr.のコンサートの半分くらいがお笑い。しゃべりが半分くらい(笑い)。藤原君は純粋で真っすぐ。時々、不器用と思えるくらい、ファンやエンターテインメントに向き合っている。インターネットの世界はキャラクターがじかに伝わってしまうので、彼のピュアさ、真っすぐなところを伝えて行けたら。大橋君は太陽みたい。周りが明るくなるポジティブ性を持っている。国境を越えて世界を照らしていく」と話した。

プロジェクトについて、前田代表は「ジャニーズとインターネットで新時代のエンターテインメントを切り裂く。ジャニーズとSHOWROOMのシナジー(融合)で新しいものを作りたい。ジャニーズのメンバーがキャラクターを操ることで、スマートフォンでライブ会場にいる感覚を味わえます。また、バーチャル世界で築いたファンの絆をリアル世界に還元していきたい。バーチャルアイドルが歌う楽曲を、ジャニーズのアイドルが実際に歌うこともあると思う。他にアニメ展開も考えている。日本だけでなく世界に向けて、2人のバーチャルアイドル、ジャニーズの可能性を発信して行きたい」と説明した。

19日午後9時30分から動画生配信を開始。2回目以降は毎日午後9時30分に配信される。