女優永野芽郁(19)、俳優北村匠海(21)主演の映画「君は月夜に光り輝く」(月川翔監督、3月15日から公開)の完成披露舞台あいさつが19日、東京・東宝シネマズ日比谷で行われた。

第23回電撃小説大賞(KADOKAWA)の大賞を受賞した佐野徹夜のデビュー作を映画化。不治の病”発光病“に冒された女子高生(永野)の叶えられぬ願いを代わりに実行する同級生(北村)が、代行体験を重ねるごとにヒロインに引かれていくラブストーリー。

北村にエスコートされて登壇した永野は「愛をこめて作った作品がこうしてみなさんに見てもらえることができて本当にうれしいです」。北村は「スタッフ、キャストのいろんな思いや愛がつまった映画です」とあいさつ。

そして、永野は余命ゼロの女子高生を演じたことについて「余命ゼロ、だから悲しいというヒロインにはしたくなかった。一生懸命、自分の心情と戦っている女の子として存在したいなと思っていたので、お芝居している時は苦しかった」と語った。

ヒロインを演じた永野を北村は「すごい」と絶賛。「ぼくは芽郁ちゃんが投げてくるいろんな感情を受け取る受け皿になろうと思っていたけど、そんなことを意識しなくても、ちゃんときれいに投げてくれて、僕が取って投げたボールをまた溶け込むように吐き出してくれるという、不思議な感覚の中でお芝居してました」と永野の演技を振り返った。さらに、「屋上のシーンで芽郁ちゃんが熱い演技をしていたんです。僕もそれにつられて泣けるシーンを撮っていた時に、終わって、ふと周りを見るとスタッフさんみんなが号泣していました」と現場のエピソードを披露した。

最後にキャストを代表して永野は、「初めてみなさんに見ていただくということで、昨日の夜からソワソワしていましたが、どこかすごく緊張もしています。現場のみんなで『この作品は大丈夫』と自信を持って撮った作品です。いっぱい泣いていっぱい笑ってほしいと思います」とメッセージを送った。

他に、及川光博、生田智子、長谷川京子、松本穂香、今田美桜、優香、甲斐翔真、月川翔監督も登壇した。