今秋スタートの次々期NHK連続テレビ小説「スカーレット」の追加キャストが21日、制作のNHK大阪放送局で発表され、戸田恵梨香(30)が演じるヒロイン喜美子の幼なじみ役で林遣都(28)、大島優子(30)らの10人の出演が決まった。

滋賀県甲賀市信楽を舞台に高度成長期に懸命に生きる女性陶芸家の波瀾(はらん)万丈な人生を描く。

大島は、ヒロインの同級生で、名家のお嬢様・熊谷昭子役。プライドが高く、勝ち気な性格で、喜美子とともに柔道まで一緒に習う設定だ。

NHK連続テレビ小説「あさが来た」(16年)の最終週に女性解放運動家・平塚らいてう役で初出演した大島は「今回もクセのある役? 今回は友達がいない役柄。はつらつとしているが、唯一の友達が喜美子。友達がいないけど、喜美子がどうしてもかばいたくなるようなチャーミングさ、愛嬌(あいきょう)があれば、どこかでつながることができるようなキャラクターを作っていきたい」と意気込んだ。

林は信楽にある雑貨店の1人息子。気が弱く、引っ込み思案で、ヒロインとは正反対の性格だったが、後に大きな変化を遂げ、ヒロインを驚かせる。2度目の朝ドラとなる滋賀県出身の林は「朝ドラの雰囲気が大好き。信楽焼は身近にあった。いまからワクワクしています」と話した。