女優山口紗弥加(39)主演のフジテレビ系連続ドラマ「絶対正義」(土曜午後11時40分)の第7話が16日に放送される。

女優初挑戦で過激なベッドシーンも演じている、女優石森麗香役の田中みな実(32)は「とても良い雰囲気の中、和気あいあいとやらせていただいています。皆さん切り替えをしっかりされる方々で、空き時間は談笑していても本番ではガッと集中。女優さんの気迫を日々肌で感じています。(お芝居は)とても集中力を求められるお仕事だと思いました」。自身が演じる役を「台本をいただくたびに新たな発見があるキャラクターです。麗香はわりと周囲に流されるタイプ。でも、時に強い意思を持って行動するから演じていて驚かされます。さまざまなことに悩み、迷いながら生きている彼女に、同世代の女性は共感できるところがあるのではないでしょうか」と話している。

第7話では、高槻範子(山口紗弥加)を殺した4人組の1人で、ジャーナリストの今村和樹(桜井ユキ)が書いた小説が名誉ある賞を受賞する。その小説は、行き過ぎた正義感を振りかざす主人公が周囲の人間を恐怖に陥れるという内容だった。受賞会場で多くのフラッシュを浴びる和樹を待っていたのは、西村由美子(美村里江)、理穂・ウィリアムズ(片瀬那奈)、石森麗香(田中みな実)。「どういうつもり? この主人公って範子じゃない!」。3人は、範子と自分たちのことをモデルに小説を書いた和樹に怒りと不安をあらわにするが、和樹は悪びれず理解を求める。こうするしかなかったのだ、と。

そんな和樹の元に、薄紫色の封筒が届く。差出人には高規範子の名前があった。「久しぶりにお目にかかりませんか」というメッセージとともに2月8日という日付が指定され、同じ手紙は、他の3人にも届いていた。2月8日は、5年前範子を殺した日。まさか範子が生きている? 再び恐怖におののく4人だった。

晴れて息子と暮らせるようになった由美子、念願の子供を授かることが出来た理穂。麗香は交際相手との関係を順調に育んでいる。和樹も順調に仕事をこなしている。範子がいなくなったことで、4人とも幸せになったのだ。せっかく手に入れた幸せを失いたくない女たちは、罪を親友に押し付けようと画策し始める。そして運命の2月8日を迎える。