007シリーズ最新作「Shatterhand」がいよいよ来月よりクランクインするが、ジェームズ・ボンドが同作でエコカーを運転する予定だと英サン紙が報じた。同紙によると、ケイリー・フクナガ監督は、ダニエル・クレイグ演じるボンドにアストンマーチンの限定車「ラピードE」を運転させるつもりだという。

5ドア高級ハッチバックセダン「ラピードE」はアストンマーチン初の電気自動車で、価格は25万英ポンド(約3000万円)。155台のみの限定生産で、今年末に発売予定となっている。

内部関係者は英サン紙に、「映画の陣頭指揮を執る、新監督の決断だ。彼はアストンマーチンと直接交渉中で、映画で電気自動車を使用しようとしている」と明かした。

さらに同関係者は、「ボンドはこれまで、数々の素晴らしい車を運転して来たが、この車もすごい」と話しており、数多くのハイテク装備を誇る同車は、アクションシーンの目玉となりそうだ。製作者側も、ボンドにエコカーを運転させる時が来たと感じているという。

さらに同紙は、メガホンを取る予定だったダニー・ボイル監督が本作でボンドを死なせるつもりだったが、プロデューサーと意見が合わず、降板したと報じている。クレイグにとって最後のボンド役となるシリーズ最新作は、2020年4月8日に公開予定となっている。(ニューヨーク=鹿目直子)