俳優窪田正孝(31)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(月曜午後9時)の第3話が、22日に放送される。

窪田が演じる五十嵐唯織(いがらし・いおり)は、写真には必ず“真実”が写ると信じている診療放射線技師。アメリカで最も権威ある放射線科医から認められた後に帰国して、本田翼(26)が演じるヒロインの甘春杏(あまかす・あん)が放射線科医として勤務する甘春総合病院で働き始める。杏は、甘春総合病院の前院長の娘。父が愛した病院を守りたいと思っている。患者を常に助けたいと思っているが、病院側の人間として、患者よりも病院のルールや効率を優先してしまうこともある。医師免許を持たない放射技師を見下していた杏だが、唯織との出会いで変わっていく。

本田は「このドラマは、放射線科医と放射線技師のお話なんですけれども、そこにスポットを当てた作品は今までなかったんですね。私自身においては初の医者役なので、自分の中で放射線科医という役柄をちゃんと突き詰めていかなければいけないなと思いました。病院にもおうかがいさせていただいて、手術や読影(検査画像を解読すること)など仕事の様子を見学させていただき、放射線科医の方からも直接お話をうかがうことができました。そこで感じた現場の空気を意識しながら役に挑みたいと思います。あと唯織との関係性の変化にも注目していただきたいです」と話している。

第3話では、唯織(窪田正孝)は、甘春総合病院の放射線科入局説明会であいさつをする杏(本田翼)の姿を見に行く。堂々と話す杏に見とれる唯織。しかし、杏が整形外科医の辻村(鈴木伸之)と食事に行ったことを偶然知り、ショックを受けてしまう。

同じ頃、広瀬裕乃(広瀬アリス)は、マンモグラフィー検査に苦戦していた。そこに、結婚を控えた女性誌編集者・葉山今日子(内山理名)がやってくる。今日子は、母と祖母がガンに罹患(りかん)していることから毎年検査を受けていた。不安そうな今日子を和ませようと話しかける裕乃。だが、それを聞いていたたまき(山口紗弥加)から「ここはおしゃべりを楽しむ場所じゃない」と叱られてしまう。

今日子は日本人に多いデンスブレスト、乳腺密度が濃い女性だった。読影した杏は、鏑木(浅野和之)に相談したものの、病変が見つからないことから「異常なし」との診断結果を下す。一方たまきは、友人から相談されたと言って、杏に1枚のマンモ画像を見せる。杏は、右胸にある腫瘤(しゅりゅう)が悪性の可能性を否定できない、として再検査をした方が良い、とたまきに伝える。

そんな中、唯織は、今日子のマンモ画像に目を止める。何かに気づいた唯織は、今日子の後を追いかけ、なるべく早く超音波検査を受けてほしい、と伝えた。

その夜、たまきは、裕乃に声をかけ、自ら被検者となってマンモグラフィー検査の練習をさせる。そして、たまきは、その画像をこっそり持ち帰る。