女優広瀬すず(20)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の26日に放送された第75回の平均視聴率が20・1%(関東地区)だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、雪次郎(山田裕貴)を菓子職人に戻すために北海道からやって来た父の雪之助(安田顕)ら。雪次郎が雪之助に会うと、「チャンスがほしい」と、自分の夢を追わせてほしいことを懇願した。しかし雪之助は「人の道に外れてる」と言って、川村屋に連れ戻した。そして雪之助も無給で川村屋で働かせてほしいとお願いした。雪次郎が泣きながら働く姿をみたとよ(高畑淳子)は、「もう戻ってくんじゃないよ」と告げ、反対していた雪之助には「自分の子供に惨めな思いをさせるんでないわ」と言って、雪次郎に演劇の道に行くことを許した。

一方、なつの仕事は今だ馬の動画作成で悩んでいた。会社の階段で馬のしぐさを思い出そうとしていると、そこへ坂場(中川大志)が通りすがり、馬をやってみようかと話すと、なつは笑ってしまうからと告げ断った。戻ろうとしたなつだったがその階段でバランスを崩し下に落ちそうになった。すると坂場がとっさに手を差し伸べ助けた、という内容だった。