俳優遠藤憲一(58)主演のフジテレビ系連続ドラマ「それぞれの断崖」(土曜午後11時40分)の制作発表が31日、都内で行われた。

遠藤が演じるのはコンピューターメーカー勤務の会社員。家庭内暴力をふるう中学2年の息子が殺され、加害者である13歳の同級生が少年法に守られて罪に問われないことから、その母に接近。やがて、その母と禁断の恋に落ちていく。

加害者の母親を田中美里(42)、遠藤の妻を田中美佐子(59)が演じる。作家小杉健治氏の同名小説が原作。

遠藤は「コンプライアンスが厳しい時代に、ヤバいドラマができました。僕と美里ちゃんはデキてしまいます。禁断の恋です。まさか58歳になって、本格的な恋愛ものをやるとは。若い時は、だいたい襲う役でしたから(笑い)。照れくさいのと、ちゃんとやらなきゃという気持ちがごちゃ混ぜでやっています」と話した。

美里は「盛りだくさんの内容で、これでもか、これでもかという感じ。ドラマチックで繊細な作品」。美佐子は「今までは、あり得ないだろうと思っても、世界で1人くらいはいるだろうと思って演じていた。今回は世界に1人もいない、あり得ないと思った。だけど、やってみるとあり得るかもと思えるようになってきた。毎日、心臓バクバクしながらやっています」と話した。

遠藤と美里のキスシーンはまだだが、すでにベッドシーンを撮り終えたという。遠藤は「この年なんで見苦しくならないように、美里さんが美しく見えるようにと。行為が激しく、美しく見えるように撮ってもらった。カーッとなって『外さないでね』と言われていた、ブラジャーを外してしまいました」。美里は「ポロリしちゃいました。動作や作業が多くて、結構、格闘技みたいになりました」と笑った。美佐子が「おっぱい、見たの!?やりすぎだよ」と遠藤に突っ込んだ。

主題歌の「Angel」をCHEMISTRYが歌う。