女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の6日に放送された第110回の平均視聴率が14・0%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。この日は午前8時から広島平和祈念式典の放送があり、番組は同35分からの放送となっていた。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、農協に勤める夕見子(福地桃子)が、なつが子供の頃に泰樹(草刈正雄)から教わっていたバター作りをしようとしていることを知った。その農協では酪農を守ろうと工場を新設しようとしていた。翌日、なつと坂場は、帯広の雪月を訪れた。雪次郎(山田裕貴)や、雪之助(安田顕)らに大歓迎で迎えられ結婚報告をした。そんな時、高校時代の演劇部員たちがやって来て、再会を懐かしんだ。一方、農協では工場を新設しようとしていたが、国から集約酪農地域に指定する通達がきた。それは国から補助がでるが新工場を勝手に造れないことを意味していた。そこで決まる前に新工場建設の届け出を出そうと、泰樹や剛男(藤木直人)らが立ち上がった、という内容だった。