12日に放送された女優上野樹里(33)主演のフジテレビ系連続ドラマ「監察医 朝顔」(月曜午後9時)第5話の視聴率が13日、12・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。前回と同じだった。

これで3週連続で12・3%。第3回は1話と2話のダイジェストSPだったので、実質は第2話から4話連続で同じ視聴率を記録した。

初回から13・7、12・3、7・9、12・3、12・3%だった。

万木朝顔(上野)は神奈川県にある興雲大学に勤める新米法医学者。横浜・野毛山署のベテラン刑事の父・平(時任三郎=61)と平穏に2人で暮らしていた。そこに2011年(平23)3月11日に東日本大震災に巻き込まれた、母の里子(石田ひかり=47)の姿はない。里子は東北の海沿いにある実家に帰省していて被災、遺体は見つかっていなかった。

第5話で、心霊スポットとして知られる場所で、白骨化した遺体が発見される。死後1年半から2年ほど経過していると思われたが、動物に荒らされたためか、いくつもの部位がなかった。また、骨には着衣の一部と思われるボロボロになった白い布がひっかかっていた。

遺体は、朝顔(上野)たちの興雲大学法医学教室に運ばれる。骨だけでは死因の特定は難しいと、平(時任三郎)たちに告げる法医学者の藤堂雅史(板尾創路)。身元を特定するためには、法歯学者の絵美(平岩紙)の力が必要だった。

解剖台に乗せられた遺体を観察した朝顔は、現場から持ち込まれた骨が1人分ではなく、小さな骨が混ざっていることに気づく。そこで朝顔は、絵美が歯を調べている間に、医学部生の安岡光子(志田未来)や検査技師の高橋涼介(中尾明慶)、検視官の伊東純(三宅弘城)らとともに、骨の汚れを落とし、どの部位がなくなっているのかを調べ始める。

一方、遺体の第一発見者となった若者たちから事情を聴いていた野毛山署の刑事・桑原真也(風間俊介)は、彼らが1年半ほど前に動画サイトに投稿された映像を見て現場を訪れていたことを知る。その動画には、白い服を着た男が映っていた。野毛山署強行犯係係長の山倉伸彦(戸次重幸)は、行方不明者の照合と現場周辺の捜索を命じる。

そんな中、朝顔は、左腓骨(ひこつ)と左脛骨(けいこつ)が剥離骨折していることに気づいた。