松岡茉優(24)が主演し、松坂桃李(30)が出演する映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督)初日舞台あいさつが4日、都内で行われた。

映画の見どころをフリップで紹介するコーナーでは、松坂が「若者と年配」とあげ、客席は爆笑に包まれた。

松坂は自身が欠席し、秋篠宮皇嗣妃殿下が臨席した2日の試写会を振り返り「僕はスケジュールの都合でいなかったんです。それでネットニュースをちらっと見たら、妃殿下が『若者3人と少し年配の』とおっしゃったと書いてあって。『なるほど!』と。まあまあまあ、そういう設定だし、ありがたいなと思いつつも…」と、自身を「年配」と言われたことに苦笑い。その上で「僕がひとつ言いたいのは、僕とウィン君は、1個しか年が変わらない」と森崎ウィンに(29)にツッコミ、松岡が「え~、そうなんですか」と驚く中、「ほぼほぼ同期に近い」と主張した。

松坂はさらに「すごくありがたいなと思いつつ。才能ある若者と、少し年配が頑張ってます」と自虐的に映画をPR。「まだ若者の輝きは出しておきたいという思いもチラッとありつつ。皇族の方には少し年配と思われるんだなと、自覚しました」と、妃殿下を気遣いながら、笑顔で話した。

松岡は、広瀬すずがスカウトし、今作が映画初出演の鈴鹿央士(19)を絶賛。「月の光で2人で連弾するシーンでリハーサルしてたんですけど、セリフをひとつ投げかけられた時、(私が)セリフが全部飛んじゃって。とてもうまかったんです。本当に初めてお芝居しているのか、と思うくらい。皆さんもそう感じられたと思うんですけど、16年もやってる私がセリフが真っ白になっちゃうくらい、衝撃的な目力とハート」と話した。

同作は史上初めて直木賞と本屋大賞をW受賞した恩田陸氏の同名小説が原作。ピアノコンクールで世界を目指す若い4人の「コンテスタント」を描く。松岡は「まったく新しい音楽映画ができあがったことを誇りに思っております」と自信作をアピールした。