歌手レーモンド松屋(68)が6日、東京・台東区の浅草花劇場でライブ「レーモンド松屋 10周年記念ライブツアー2019~俺たちの1人GS・ワンマンショー~」を行った。

8月27日の大阪公演からスタートした全国4カ所(全7公演)ツアーのファイナル公演だ。

「僕は中学校のときにベンチャーズ、そして高校でGSを聴き、高校を卒業してGSにあこがれてバンドでやっていくと決めて名古屋と東京に出て行き、それから50年目の節目を迎え、くしくも今年がデビュー10周年というのは感慨深いものがあります。五木ひろしさんに提供した『夜明けのブルース』を書かせていただいたことで、たくさんの人に名前を覚えていただいて今日まで活動を続けてまいりました。ゆくゆくは、歌声喫茶っぽい要素も取り入れながらドームツアーや武道館で、それもじいちゃん、ばあちゃんだけの前でやれたらいいですね」と約250人のファンに意欲満々にあいさつした。

前半は、GSサウンドからザ・テンプターズの「エメラルドの伝説」、ザ・ゴールデン・カップスの「長い髪の少女」、ザ・スパイダースの「夕陽が泣いている」、ザ・ジャガーズの「君に会いたい」などをエレキギターを弾きながら歌唱。後半もエレキギターを弾きながらヒット曲「夜明けのブルース」「安芸灘の風」、新曲「本気でいくから」など16曲を熱唱。最後まで客席と一緒に盛り上がった。

10月23日に新曲「本気でいくから」を発売する。「10周年記念シングルということで、気持ちも新たに、タイトル通り『本気』で大きなヒットを狙っていきたい。前作シングル『クラブジェールのママ』で男性目線の曲を出しましたので、今度は、女性目線の曲で、女性の恋心をダイレクトにメッセージとして歌詞を盛り込んだインパクトの強い作品になっています。乗りのいいラテンビートで、みんなで歌って踊って騒げる曲になっていますので、皆さんに覚えて歌っていただけたらうれしい」とアピールした。