NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の8日に放送された第8回の平均視聴率が18・3%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第4回の20・7%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務めるが、本格的な登場は第2週以降。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出していた。

あらすじは、父の常治(北村一輝)は、草間(佐藤隆太)の謝金の肩代わりの好意を受け入れられず、なけなしのお金をかき集めて返そうとした。しかし喜美子(川島夕空)は納得できなかった。すると常治は「お前には分からん。男の意地じゃ」と本音を語った。喜美子は寝ずにあることをずっと考えていた。翌朝になり前に妹の直子との紙芝居での出来事を思い出し、常治らに話した。そして「女にも意地と誇りがあるんじゃ」と大声で叫んだ。その様子を見ていた草間は、信楽での滞在を延長し、喜美子や同級生の熊谷照子(横溝菜帆)、大野信作(中村謙心)らに柔道を教えることにした、という内容だった。