舞台「こと~築地寿司物語~昭和平成激闘編」(4月30日~5月3日、東京・築地本願寺ブッディストホール)の会見が20日、都内で行われた。

創業96年の玉寿司を支えた女板前のことさんを主人公にした舞台で、17年から上演されている。今回は64年と今年の東京五輪を背景に、熱い思いで寿司職人としてまい進した、ことの姿を描くという。

主演の鳳恵弥(39)は脚本にも挑戦するが、「戦後に『女性は強くなった』と言われるけれど、戦前・戦中と生きた、ことも強かった。おいしい作品にしたい」と意気込んだ。玉寿司では上演期間中に、ことにちなんだ「こと膳」、ことの夫で初代社長の栄蔵にちなんだ「栄蔵すし」を発売する。