人気舞台の映画化「星屑の町」(杉山泰一監督、3月公開)の完成披露上映会が27日、都内で行われた。

ラサール石井(64)小宮孝泰(63)らが昭和歌謡を題材に25年にわたって上演してきた舞台を元に、のん(26)をヒロインに迎えた作品。ラサールは「下北沢の劇場で60人のお客さんからの出発。ご褒美のような映画化です」と振り返った。

のんは「めちゃくちゃ緊張しましたけど、面白い共演者を見ているだけで楽しかった」。ラサールは「最初は猫背ののんちゃんが心配だったけど、役に入っていくにしたがってしゃきっとした。やっぱりすごい女優さんです。オードリー・ヘプバーンみたい」と明かした。

25年来の出演者たちもそれぞれに感慨深げだった。小宮は「奇跡の映画化。セリフも染みこんでいるから撮影も早かった。全国ロケでシリーズ化もできる作品です」。渡辺哲(69)は「映画を見て、少しでもほっこりしてほしい」。でんでん(70)は「ロケバスがサービスエリアに入るたびにみんな一斉にトイレに走りました。これも年輪です」。有薗芳記(59)は「30代で舞台に立って今は60近いが、中身は変わっていません」。菅原大吉(59)は「みんな老けたなあ」とそれぞれ話した。