舛添要一前東京都知事(71)が、新型コロナウイルス拡大にともなう日本政府の対応を厳しく批判し、「お友達内閣の脆弱さを明らかにした」と私見を述べた。

舛添氏は30日、中国・武漢から29日にチャーター機の第1便で帰国した日本人のうち、2人がウイルス検査を拒んだ件についてツイッターで言及し、「ウイルス検査を拒否した乗客に法的には強制できないという安倍首相の答弁は間違っている。『公共の福祉』という憲法の規定がある。法律より憲法のほうが上だ。政府の新型肺炎対応は甘すぎ、感染症の危機管理としては失格だ。厚労相がもっと全体を指揮すべきで、危機管理の素人に任せたらカオスになる」と指摘した。

31日には、「日本が生き残るために、検査を受けないなどという不届き者を許さない政府の姿勢が必要だ。検査を法的に強制できないという安倍答弁を書いた役人は罷免ものだ」と、政府の対応を非難。「新型肺炎は、お友達内閣の脆弱さを明らかにした。嫌いでも能力があれば登用するという才覚があれば、今のような杜撰な対応はなかったはずだ。ゴマすり大臣ばかりでは駄目である。大臣以下、厚労省には危機感がなさすぎる。統一もできない非力な野党に代わって、天が安倍政権に反省を迫っているようだ」とつづった。