プロレスラー蝶野正洋(56)が11日、都内で、初の自伝「自叙伝蝶野正洋-I am CHONO-」(竹書房、13日発売)出版記念イベントに出席した。

同書を「プロレスラーとしての35年でいろんなことを教わってきた。興行界、マスコミ、家族、友人を振り返って書いています」とし、「40代、50代の方は目の前にやるべきことがあって視野が狭くなってしまう。自分もそうだった。だから自分の本を読むことで、視野を広げるきっかけになればうれしい」とアピールした。

プロレス界には、荒れていた少年時代の更正のつもりで入った。「でも、プロレス界はもっと悪かった」と愛情を込めて笑った。「リングを下りてもできることはある。だから自分は一生プロレスラー」と生涯プロレスラーを宣言した。

またこの日、5月10日に東京・虎ノ門の日本消防会館(ニッショーホール)でデビュー35周年イベント「CHONO35」を開催することを発表した。同イベントでは2010年から取り組んでいる「AED救急救命講習」「地域防災計画」の啓発などを行う。「まじめに活動している人たちがいるけど、それが伝わらない。自分が客寄せパンダになることで少しでも広まってくれれば」と話した。

さらに、動画サイト「YouTube」で公式チャンネル「CHONO Network」を開設し、YouTuberデビューする。同活動啓発が目的だが、「それだけではだれも見てくれないので、見てもらうためにカジサック、ラファエルらとコラボしていく」と話した。その話を聞きつけた長州力から出演要望があったことを明かし、「滑舌が悪いので字幕を入れます。本人が言っている内容とは別になるかもしれませんけど」と笑った。