ダウンタウン松本人志(56)がレギュラーを務めるフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演し、20日に終了を迎えた4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」の炎上騒動について語った。

「-ワニ」は、漫画家でイラストレーターのきくちゆうき氏が19年12月19日から毎日ツイッターとインスタグラムで連載していた4コマ漫画。何げない日常の生活が描かれながら、漫画の最後に「死まであと○日」と、余命がカウントダウンされる形で告知されていき、100日目に近づくにつれ注目度が上がっていた。一方で、「100日目」の公開直後に公式ツイッターアカウントが映画化と書籍化を発表すると、ネットでは驚きの声とともに「電通案件」と大手広告会社の関与を疑う臆測が広がっていた。

作品ファンの田村淳(46)は、メディアミックス展開で多くの人に作品が伝わることの良さに触れ「僕は好意的に見ていたので、ネットでたたかれている意味が理解できなかったです」と話した。「大手広告が全てを仕切っていたのでは」との声には「でも、全てのことは広告代理店が仕切ってるじゃないですか」と話しつつ、「応援していた方に余韻を与えなかったとか、発表のタイミングはミスってると思うけど、そんなやいのやいの言うことかな。101日目の人間が一番怖かった」と苦笑した。また「自分の書いた作品にいろんな人が携わってくれるのは、作者としてはうれしいはず」ときくち氏の気持ちを想像した。

松本は、作品を一度に読んでしまったことを反省しつつ「よくないね。ワニが好きじゃないうちに死んじゃうから。本来は一気に読むものじゃなくて、毎日読むという作者の意図から外れてしまったので、あんまり言う立場にないなと思う。だけど、淳の言う余韻っていうのは分かりました」と話した。

淳は「『明日いつ死ぬか分からないよね、だから1日1日しっかり生きましょう』っていうメッセージじゃないですか。101日目に非難した人は、明日いつ死ぬか分からない状況の中で最後そんな思いになっていいのって。(作品から)何も学んでない」と批判を残念がった。