乃木坂46が17日、メンバー45人出席の異例のオンライン記者会見を開き、特別番組「乃木坂46時間TV アベマ独占放送『はなれてたって、ぼくらはいっしょ!』」の放送を発表した。6月19日から46時間、動画サービスABEMAで独占放送する。

会見はウェブ会議サービス「Zoom」を使って行われた。まず司会を務めるキャプテン秋元真夏(26)と3期生の梅澤美波(21)の2人があいさつ。秋元は「緊急事態宣言が実施されているということで、このような形での会見となります」と説明。梅澤は「初めての試みとなっています。至らないところも多々あるかと思うんですけども、温かい目で見ていただければ幸いです」とアナウンスした。その後、卒業を発表している白石麻衣(27)をのぞく全メンバーが別々の場所からリモートで登場し、計45人が集合した。番組には白石は出演しない。

この日は番組の一部企画を発表。メンバー1人1人が10分ずつソロで冠番組に挑戦する「乃木坂電視台」や、1~4期の期別冠番組、そして深夜恒例の「人狼ゲーム」対決などが行われるという。

外出自粛期間に入って以降、乃木坂46全体では初の本格的な活動となる。齋藤飛鳥(21)は「こういう状況だから、『落ち着いてからでいいや』じゃなくて、テーマを掲げて今やるっていうのは、すごく大切なことだと思いました」と話した。

18年11月加入の4期生や、今年2月加入の新4期生にとっては初の「乃木坂46TV」となる。最年少の筒井あやめ(15)は「初参加の4期生も番組を盛り上げられるように頑張ります」と意気込んだ。4期生16人の冠番組企画会議では「たこ焼きパーティーがしたい」と提案していた。

ライブや握手会などを開催するのが難しい状況が続く。秋元は「人と接触することができない寂しさを皆さんも持っていると思うので、私たちアイドルはできるだけファンの皆さんに身近にいたいなって考えています。『46時間TV』はおうちで見ることもできるので、笑顔を届けられると思います」と話した。

梅澤も「『46時間TV』は、この時期にやるのはすごく挑戦的だと思います。メンバーも多いので、出せるパワーも倍増します。不安を抱えて過ごしている方もいらっしゃると思いますが、その不安を吹き飛ばせるような、すてきな番組にできたらいいなと思っています」とコメント。「1カ月後、どういう状況になっているかは分からないんですど、私たちは今できることを全力でやりたいと思っています」と力を込めた。

「乃木坂46時間TV」は、16年2月に初めて放送されたインターネット配信特番で、これまで3回放送されている。18年3月以来、2年3カ月ぶりの放送となる。メンバーたちがさまざまな企画やロケ、ゲームなどに挑戦する。時間帯によっては過去のライブや舞台の映像が流されることもある。