千眼美子(25)が4日、都内で主演映画「心霊喫茶『エクストラ』の秘密-The Real Exorcist-」(小田正鏡監督)の大ヒット舞台あいさつに出席した。

東京の片隅にある喫茶店「エクストラ」でアルバイトする霊能力者・サユリ(千眼)が人々の悩みを解決し、やがて強大な敵に立ち向かっていく物語。

緊急事態宣言が解除され、映画館が営業再開に向けて動き始めた中での舞台あいさつとなった。千眼は共演の大浦龍宇一(51)、伊良子未來(23)と登壇し「日本一早く舞台あいさつを行っているこの場に、皆さんと時間をともにすることができてとてもうれしい気持ちです」。新型コロナウイルス感染防止対策のため、客席を1席ずつ空ける形でのチケット販売となったが「(観客は)半分ですけど、皆さんが元気そうな様子は伝わってます」と笑顔を見せた。

同作は先月15日に公開日を迎えたが、東京などの特定警戒都道府県が緊急事態宣言下にあったため、公開館数が限られていた。千眼は「今は200館以上まで劇場が開いている」と本格公開に喜びをにじませ、作品について「目に見えないものと闘っているんですけど、今、私たちもそういう状況。そういうものと闘っていこうという力強い前向きな映画なので、やっと届けられることがうれしいです」としみじみと語った。

劇中では心霊現象に立ち向かう役どころ。千眼は「目に見えないものを扱うのは真心や誠意が大事」とし、撮影中はメンタル面の強化とともに腹筋、背筋、腕立て伏せ、スクワットなど筋力トレーニングにも励んでいたという。毎日最低3キロのランニングも自分に課しており「ロッキーのテーマを聞きながら」と、没頭ぶりを振り返って笑った。