新型コロナウイルスに感染し、自宅療養を続けていたフリーアナウンサー赤江珠緒(45)が8日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」(月~金曜午後1時)に復帰した。4月9日以来、約2カ月ぶりの出演となった。

赤江アナは「みんな、元気~? 珠緒姉さんも元気元気!」と第一声。このせりふが隔離療養中の育児で助けられたというNHKEテレ「おかあさんといっしょ」のパロディーであることを説明し、冒頭から元気いっぱいに登場した。

月曜パートナーのカンニング竹山(49)から迎えられると「ただいま戻りました。皆さんに心配お掛けして」とあいさつ。スタジオにテレビカメラが入るなど注目度の高さに緊張感や気恥ずかしさもにじませたが、療養期間中も番組が変わらず放送されていたことに「通常の放送をしてくれていること、普段通りのことをしてくださっているありがたさ。染みましたよ、本当に」と感謝した。

赤江アナの仕事復帰により家庭内は通常運転に戻ったとし「今日からです。おかげさまで」と報告した。

赤江アナは、4月18日に新型コロナ検査で陽性と診断されたことを発表。同25日に入院し、5月6日の同番組に退院を報告するメッセージを寄せていた。

赤江アナの周辺では、テレビ朝日系報道番組「報道ステーション」の総合演出を務める夫も新型コロナに感染。夫の発症直後から、感染者家族の立場で情報発信を続けた。赤江アナは子どもの養育など共働き世帯の家族が直面する現実について問題提起し、入院中も同局「荻上チキ・Session-22」(月~金曜午後10時)にメッセージを寄せ、自身が投与された「アビガン」について医療関係者に取材した内容を伝えていた。