落語家の柳家三寿さん(本名鈴木猛=すずき・たけし)が20日、虚血性心不全のため亡くなったことが23日、分かった。落語協会が発表した。74歳だった。通夜は25日午後6時、葬儀・告別式は26日午前10時から足立区西新井本町2の28の4の西新井ホールで行われる。

三寿さんは、明治大学卒業後、71年に5代目柳家小さんに入門。85年に真打ちに昇進し、三寿を名乗った。62歳の時に前立腺がんと判明したが、手術の勧めを断り、放射線治療も抗がん剤も受けず、自己流の食事療法を続けていた。得意なネタは「馬の田楽」で、著書に「落語家、医者に頼らずがんと生きる」。