歌手ジャスティン・ビーバー(26)が、SNSで性的暴行を受けたと告発した女性2人に対して「でっちあげの売名行為」と主張し、名誉毀損(きそん)で計2000万ドルの損害賠償を求めて提訴したと芸能情報サイトTMZが報じた。

ビーバーは2014年と15年にそれぞれ別の女性にホテルで性行為を強要して乱暴したとツイートされたことを受け、1人目の告発者に対しては当時の恋人だった歌手セレーナ・ゴメスと別の場所に宿泊していたと主張し、もう1人に対してもホテルにいなかったことを証明するためにイベント後にアフターパーティーに出席していた際の写真をSNSに投稿して事実無根と訴えを全面否定していた。

「卑劣で悪意的に自分をおとしめようとする行為」と主張するビーバーは、自身の無実を証明するために裁判所に証拠としてホテルの領収書や写真など完璧な証拠を提出しているという。「いつもならこの手の訴えには対処しないが、妻やチームのメンバーと話し合った結果、今回は問題にすることにした」とコメント。「全ての性的暴行に対する訴えが真剣に受け止められるべきだが、この訴えは物理的に不可能であるため、ツイッターと当局の協力の元で法的処置を取ることにした」とツイートしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)