EXILE HIRO(51)が27日、都内で「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2020」アワードセレモニーに出席し、日刊スポーツなどの取材に応じた。この日はEXILEのデビュー19周年の記念日で「20年目を迎えることができて幸せです」と話した。

EXILEは、01年のこの日、「Your eyes only~曖昧なぼくの輪郭~」でデビューした。20年目に突入し、HIROは「すごく感慨深いものがあります。20年を迎えることができて幸せだなという思いと、進化していくスピードは衰えてもいないですし、それがEXILE TRIBE全員に浸透しています。単純な喜びだけでなく、メンバーの成長を感じられる20年だったのかなと思います」と振り返った。

この日は、有料配信ライブ「LIVE×ONLINE」のプレミアム追加公演として、EXILEの楽曲を歌い継ぐ「EXILE TRAIN」を開催した。来年は本格的に20周年イヤーとして盛り上げていく。「EXILEの“演目化”ではないですけど、パフォーマーを卒業した僕も、USAもマツ(松本利夫)もMAKIDAIもEXILEを名乗っていますし、ATSUSHIもTAKAHIROもSHOKICHIもソロで名乗っていて、EXILEのあり方は、今の15人だけではないというところがあります。捉え方は人それぞれ違うと思うんですけど、EXILEはそういうグループなので、全員がEXILEをいい意味で使って、自分の表現の幅を広げていってもらえればと思います」。

さらに「例えば『Choo Choo TRAIN』のカバーをずっとやってきて、やっている人のものになっていく部分もあります。EXILEのすばらしい楽曲を、みんなで分かち合って、みんなのものにしていくことで、30年、40年後もずっと輝いていける楽曲になると思います」と狙いも明かした。

今年はLDHの6年に1度の祭典「LDH PERFECT YEAR 2020」を展開したが、2月26日以降、コロナ禍で168公演が中止となった。年内のライブ開催については、大規模なライブ開催については「準備が間に合わない部分もあります」と困難であることを示唆しつつ「イベントなどはあるかもしれません」とした。来年は「RISING SUN TO THE WORLD」として、ライブなどエンターテインメント“復活”に向けて動きだしていく。「このような状況になってしまってすごく悔しかったんですけど、それは日本中、全世界そう。落ち込んでばかりもいられないので、PERFECT YEARで出来なかったことを今の社会に合わせて、今の自分たちなりに日本を元気にというテーマに合わせて表現していきます」と前を向いていた。