「エール」に代わり、NHK連続テレビ小説は「おちょやん」(月~土曜午前8時)がスタートします。女優の道を生き抜き「大阪のお母さん」と呼ばれた、女優浪花千栄子さんをモデルにした女性の物語で、主演は杉咲花(23)。大阪のど真ん中を舞台にした、笑って、泣けて、人情あふれる、波瀾(はらん)万丈の物語というのがキャッチコピーですが、まさに、その言葉通りに大阪らしいにぎやかな物語です。杉咲が本格登場するのは3週目からですが、それまで主人公を演じるのは子役の毎田暖乃(まいだ・のの=9)。まさに天才子役。話題になることは必至です。次回のあらすじを紹介します。

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子どもを授かった栗子(宮沢エマ)は、千代(毎田暖乃)とヨシヲを奉公に出すことをテルヲ(トータス松本)に提案。憤慨する千代は栗子を追い出そうと策略を練るが、栗子を慕う者もいて、心持ちは複雑だ。さらにヨシヲが山奥で迷子になったのが、栗子の体を気遣って薬草を取るためだったことを知りショックを受ける千代。居場所の無さを実感しつつも、ヨシヲの幸せを願う心から煮え切らない父テルヲの真意を問い詰めるのだった…。