松竹は27日、歌舞伎俳優の坂東玉三郎(70)が新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者に認定されたため、「十二月大歌舞伎」(東京・歌舞伎座)の第4部「日本振袖始 大蛇退治」について、12月1日の初日から7日まで出演を取りやめると発表した。

22日に新型コロナ感染を発表した片岡孝太郎(52)と対面で会話をする機会があったため。2人ともマスクをしており、会食などではないという。

玉三郎は医療機関でPCR検査を複数回実施し、いずれも陰性の判定を受け、体調に変化はないという。

「日本振袖始」について1~7日まで、玉三郎がつとめる予定だった岩長姫実は八岐大蛇を尾上菊之助が、素盞嗚尊を坂東彦三郎がつとめる。8日の休演日をはさみ9~26日は、予定通り、玉三郎が岩長姫を、菊之助が素戔嗚尊をつとめる。