漫才日本一を決める「M-1グランプリ2020」の準決勝が2日、都内で行われた。準々決勝を勝ち抜いた25組とワイルドカードのラランドの26組が争い、東京ホテイソン、オズワルド、錦鯉、アキナ、マヂカルラブリー、見取り図、ニューヨーク、おいでやすこが、ウエストランドの9組が決勝進出を決めた。

4年連続の準決勝進出で、初の決勝進出を決めた東京ホテイソンは、07年王者サンドウィッチマンの事務所グレープカンパニーの後輩。ショーゴ(26)のボケに、たける(25)が歌舞伎のみえのように突っ込むスタイルを進化させた。

たけるは「4年連続準決勝で、初進出。僕が25歳で最年少なんですが、錦鯉の(長谷川)雅紀さんが49歳で僕のおやじと同い年。おやじを倒す旅に出ます」。「2018年に霜降りさんが優勝して、同じように若い僕らがすごくたたかれてやめようと思った。だけど、腐らずに一生懸命やれば伝わるんだなと思った」と話した。

準決勝敗退の学天即、からし蓮根、ランジャタイ、インディアンス、祇園、金属バット、ぺこぱ、キュウ、ダイタク、カベポスター、ロングコートダディ、コウテイ、ニッポンの社長、タイムキーパー、ゆにばーす、滝音の16組は敗者復活に回って、決勝進出を目指す(ワイルドカードのラランドは準決勝敗退)。今年は史上最多の5081組がエントリー。20日に敗者復活、決勝が行われる。