NHK前田晃伸会長(75)の定例会見が3日、東京・渋谷の同局で行われ、先月終了した連続テレビ小説「エール」について「コロナ禍の厳しい時代の中、マッチして、視聴者に受け入れられたのではないか」と所感を述べた。

「初めて、(朝ドラを)全部見た。現場は相当大変だったと思うが、それを乗り越えた。最終回のNHKホールでのコンサートは、なかなかやるなと。NHKにしてはよくやった」と語った。

現在放送中の「おちょやん」についても「子役が素晴らしい。あれだけ芝居ができる子を見たことがない」と主人公の幼少期を演じている毎田暖乃(まいだ・のの=9)を称賛した。主人公が父親を足蹴(あしげ)にするシーンがあり、親を蹴飛ばしていいのかという意見が寄せられているというが「ドラマなのでお許しをいただければ。元気がでればいいと思う」と話した。