女優吉高由里子(32)、俳優横浜流星(24)が3日、都内の劇場でW主演映画「きみの瞳が問いかけている」(三木孝浩監督)の舞台あいさつを行い、今年を漢字1文字で振り返った。

「新」を挙げた吉高は「今年は新しいスタイルがたくさんあった。時代の移り変わりの最中。新しいものに置いていかれないように自分もしがみついていきたい」。横浜は「考」を挙げ「身の回りの環境が変わったり、自分自身を見つめ直して考える大事な年になった」と話した。同じく登壇した三木監督は「越」を挙げた。

視力をなくした女性と、夢を失ったキックボクサーのラブストーリー。ヒットの背景にはリピーターも多く、見た回数を横浜の役名の「塁」にちなんで1塁、2塁とカウントする現象も発生中。客席には2塁の人も多くおり、中には「50塁以上」を申告する熱烈なファンもいた。

風景や小道具など、作品に関してファンの間で飛び交っているさまざまな考察に驚く横浜は「皆さんの考察が深くて、自分の役作りが足りないなと。情けない」とがっくり反省し「作品を愛してくれてありがとう」としみじみと話した。

吉高も「もう何度目だろう」という度々の舞台あいさつにも喜び、「もう最後だよね?」と笑顔をみせていた。