ジャニーズJr.原嘉孝(25)が25日、大阪市内で、主演舞台「両国花錦闘士(おしゃれりきし)」(来年1月5~13日、大阪・新歌舞伎座、同17~28日、福岡・博多座)の取材会に出席した。

10月に伊藤健太郎(23)が道路交通法違反の疑いで逮捕され、主役が変更となった。23日に東京公演を終え、原は「コロナ、役の変更の中、東京公演を終えてひと安心」と振り返った。「いろんなことがあったけど、スタッフを含め、全員が成功を揺るがなかった姿勢があった。胸を張ってセンターに立てていることに感謝」と話した。

トレーニングは2月からプライベートで開始し、体重は7、8キロ増えた。主演となって2キロ絞り、東京の24公演で3キロ減量。「ジャニーズの細マッチョイメージが合わなくて、ムキムキになりたいと思って鍛えていた。事務所、ファンから『大きくなりすぎないで』と言われていたが、役に生きた」と笑顔。観劇した滝沢秀明副社長からも「仕上がってるね」と言われたという。舞台が終わってもトレーニングを続けるつもりで「『職業は消防士?』ってなるくらい、もっと大きくなりたい」と語った。

原はもともと、伊藤が演じる予定だった力士「昇龍」の兄役で出演予定だった。その兄役は木村了(32)が務める。原は「兄役へのアプローチが違くて。僕はワイルド系、了くんはインテリ系で。その引き出しは僕にはなかった。いい勉強になった」と、木村から刺激を受けている。

浅生博一プロデューサーは「主演はいろいろあった中で、あのカンパニーから出すのが一番賢明だと思った」と説明。原を「覚えるのがすごく早い。作品として、彼が主演で間違いなかった」と称賛した。