山崎貴監督(62)の新作映画「ゴジラ-0.0」(11月3日公開)が、米国で開催中の第64回ニューヨーク映画祭のスポットライト・ガラ部門で26日(日本時間27日)公式上映された。同監督は、世界最速でのワールドプレミア上映後、行われた質疑応答の中で、劇中にゴジラシリーズを代表するライバル怪獣・キングギドラが登場することを、初めて明らかにした。
世界中のファンが、さまざまな考察を繰り広げてきたキングギドラの存在が、ついに明らかとなった。会場から大歓声が沸き起こっる中、山崎監督はキングギドラを登場させた理由を聞かれ「約55年かけて、幼少期から思い描いていたキングギドラを登場させることができました」と熱く語った。
同映画祭には、元ゼロ戦の操縦士・敷島浩一を演じた主演の神木隆之介(33)と、ヒロイン典子を演じた浜辺美波(26)も参加。公式上映会場となったアリス・タリー・ホール)には、1000人を超える観客が集まった。神木は24日(日本時間25日)にロサンゼルスのドジャースタジアムで行われたドジャース-パドレスの始球式をMLB史上、初のマイナス表記・背番号「-0.0」のスペシャルユニフォームを着用して無事、務め上げたばかり。レッドカーペットに立ち「今回、ドジャー・スタジアムで始球式をさせていただいて、さらにニューヨーク映画祭に参加できて…信じられないことが立て続けに起こっています!! レッドカーペットを歩くことは人生でもなかなかあることではないので、緊張を隠しながら、しっかり歩きたいと思います!」と歓喜した。
浜辺は、アジア以外の海外の映画祭に、初めて参加した。「皆さんと一緒にニューヨークへ来ることができて本当にうれしいです! 『ゴジラ』という作品で、たくさんの貴重な経験をさせていただいてます。ドキドキしていますが、こんな素敵なイベントに参加させていただけるからには精いっぱい楽しみたいですし」と喜んだ。
3人も、世界初お披露目となる上映を、観客とともに鑑賞した。劇中でゴジラが圧倒的な絶望とともに姿を現すと、場内には悲鳴と大歓声が飛び交い、緊迫した展開に息をのみ、涙を拭う観客の姿も。本編が終了すると、万雷の拍手と歓声が巻き起こり、スタンディングオベーションが鳴りやまず、山崎監督、神木、浜辺に惜しみない賛辞が送られた。3人は笑顔で目を合わせ、観客へ惜しみない感謝の手を振った。
全ての公式行事を終え、山崎監督は「新鮮なリアクションと温かい拍手、幸せな時間でしたね。海外でプレミアをやるのは、どういうリアクションが来るか分からなかったので正直、怖かったです。温かい反応をいただけてひとまず安心しました」と感無量の面持ちを浮かべた。
神木は「スタンディングオベーションの圧が、すごかったです! 何だか胸にグワーッときました! 今回、始球式とニューヨーク映画祭への参加、まだ夢だと思っています。うれしいという言葉では足りないくらい、うれしいです!」と興奮気味に語った。浜辺も「一緒に上映を見ていたので、観客の皆さんの反応を間近で見ることができて、すごく楽しくて、いい経験になりました。最後まで私たちの登壇を待ってくださり、作品への愛を感じつつ、受け入れて楽しんでくださったのが本当にうれしかったです」と喜んだ。
観客からは「素晴らしいアクションが満載で、キャラクターも良く、ストーリーラインも美しく、音楽も最高でした」「素晴らしかったです。本当に楽しめました。ゴジラ映画は全38作見てきましたが、これが最高傑作かもしれません。正直、この手の映画に求めている要素がすべて詰まっています」など称賛の声が相次いだ。「冒頭の4分間が本当にすごかったです。始まり方から一気に雰囲気を引き込んで引き付けられます。ネタバレはしたくないですが、驚きがたくさん詰まっているので…これから初めて見る人がうらやましいくらいです。それほど素晴らしい体験でした」「映画館で見た作品の中で、過去最高にスケールが大きくて、圧倒的ですさまじい光景でした。彼らはこの映画で完全に次のレベルへ引き上げましたね。本当に衝撃を受けました」との声もあった。
ニューヨーク映画祭は、世界有数の芸術総合施設リンカーン・センター内にある映画館フィルム・アット・リンカーン・センターが主催し、その年の最も重要な国際映画をたたえる毎年恒例の祭典で、63年の創設以来、映画文化の形成において極めて重要な役割を果たしてきた。世界中の巨匠や新進気鋭のクリエーターによる大胆で優れた作品を支援し続け、日本映画からはカンヌ映画祭(フランス)で最高賞パルム・ドール」を受賞した18年「万引き家族」(是枝裕和監督)、カンヌ国際映画祭で邦画初の脚本賞、米アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した21年「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)、同賞にノミネートされた23年「PERFECT DAYS」(ヴィム・ヴェンダース監督)などが選出。54年11月3日公開の初代「ゴジラ」(本多猪四郎監督)から70年以上、続く「ゴジラ」シリーズ史上、出品は初めて。
「ゴジラ-0.0」は、北米では日本での公開から3日後の同6日(金)に公開。また、同週に南米、欧州、アジア、中東、オーストラリア、ニュージーランドでも、ほぼ同時公開も決定。各地域における具体的な公開日は別途、発表される予定。



