第33回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原プロモーション協賛)が決定した。

作品賞は「罪の声」(土井裕泰監督)、監督賞は黒沢清監督(「スパイの妻」)、主演男優賞は小栗旬(38)、主演女優賞は長澤まさみ(33)、助演男優賞は妻夫木聡(40)、助演女優賞は渡辺真起子(52)、新人賞は服部樹咲(14)、外国作品賞には「はちどり」(キム・ボラ監督)が選出された。石原裕次郎賞は「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(外崎春雄監督)、石原裕次郎新人賞は岡田健史(21)が受賞した。石原裕次郎賞には300万円、石原裕次郎新人賞には100万円が贈られる。また、今年8月に亡くなった渡哲也さんに特別賞が贈られた。

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前年の第32回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞授賞式まで、27年連続で司会を務めてきたフリーアナウンサーの露木茂氏(80)が、今年も日刊スポーツ・ユーチューブチャンネルで動画配信のナレーションを担当した。コロナ禍で授賞式の見送りが決まった際には「私にできることは何でもやります」と参加を快諾。「映画文化を絶やしてはいけない」と意気込んで収録に臨んだ。