松竹芸能の若手決定戦「カドキング2020~カド決勝~」が26日、大阪・心斎橋角座で開催され、昨年初代王者に輝いた「たらちね」が2年連続で優勝した。

草山公汰(30)とSAITA(29)のコンビ。草山は「ありがたいですね。素直にうれしい」。SAITAも「ほっとしました」と喜んだ。ファーストステージでコントを披露し、トップで通過。最終決戦では漫才で、審査員5人中の3票を集め、頂点に立った。

松竹芸能の先輩、よゐこ浜口優(48)TKO木本武宏(49)が司会を務めた。浜口は「すばらしいですね。めっちゃおもしろかった」。木本は「2回目があったことが本当にうれしくて、3回目につながりそうなものも今日あった」と祝福した。

優勝賞金は昨年の20万円から30万円へとアップ。京大出身の草山は、10月4日に放送されたテレビ朝日系「パネルクイズ アタック25」で優勝し、ハワイ旅行券を手に入れていた。「まだ行けていない。ハワイで豪遊に」と賞金の使い道を語った。「パソコンが10年前のものなので買い替えたい」とも話した。

昨年の賞金の使い道は「ディープな方の夜のお店に行った」と明かしたSAITAは、今年は「本当はスーツを買おうとしている」とした。木本から「うその方(使い道)は?」と聞かれると「宇宙旅行に行きたいです」と笑わせた。

ピン芸人日本一決定戦「R-1グランプリ2021」が27日からスタートする。草山はエントリー済み。SAITAは「僕は辞退させてもらいました。一昨年、1回戦ですべりすぎまして…」と振り返った。