2021年の芸能界でブレークしたり、バズる「急上昇」候補は-。日刊スポーツが注目する新星たちを「2021年『急上昇!』」と題してお届けします。

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森田健作千葉県知事(71)が第1号タレントの老舗芸能事務所サンミュージック52年の歴史で、初のミスセブンティーングランプリに輝いた秋本レイラニ(13)が好調なスクリーンデビューを飾った。

映画初出演作となった「約束のネバーランド」(平川雄一朗監督)が、昨年12月18日に全国340館で封切られ、全国興収ランキング(興行通信社調べ)で、公開初週3位にランクイン。初日から3日間で興収3億7000万円を記録する好スタートを切った。

秋本は劇中で、孤児院で鬼に献上されるために飼育される子供の1人アンナを演じ、泣きの演技に光るものを見せた。演技に初挑戦した、16年の日本テレビ系「HiGH&LOW SEASON2」でも泣きの演技を披露しており「“泣き女優”はぜひ、やりたい」と胸を張る。

2度目の挑戦で、北川景子らを輩出したファッション誌「セブンティーン」(集英社)モデルの座を勝ち取った。ルーマニア人の父と日本人の母の間に生まれ、13歳とは思えないクールビューティーとも言えるルックスと、強い目力が印象的だが1度口を開くと

「将来ビッグになるのは不可避」

「自意識過剰みたいですけど、自分のこと、かわいいって結構、自覚していたんですよ」

「『HiGH&LOW』に出たのは、私の中で人生の武勇伝です」

など強烈な珍発言を連発するのは、人気お笑い芸人を多数輩出する、サンミュージックのDNAのなせる業か…。セブンティーン編集部も「第2のベッキー、狙っていけるだろう」と、事務所の先輩ベッキー“2世”と期待を寄せる。事務所関係者も「セブンティーンで表紙を狙う。このキャラなので、お笑い班にも進んでいける。バラエティーも狙えれば」と口にしており、今後、バラエティー番組への進出も視野に入れている。

秋本自身は「輩出された女優さんはビッグで世界に行っている、すごい方たちばかり。自分もなりたい」と、まずはセブンティーンモデルとして地力をつけていく構えだ。その上で「ハリウッド、海外の映画、舞台、ドラマにも出られたらいいなと思う」と“野望”を抱いている。13歳にして、この“ビッグマウス”…秋本の2021年に期待が高まる。

◆秋本レイラニ 2007年(平19)2月5日、東京生まれ。8歳だった15年に国内最大級の子供オーディション「ベストキッズオーディション」でグランプリとなりサンミュージック入り。NHK Eテレ「よろしく! ファンファン」にトッキー役で出演。特技は3歳から続けるバレエ。古武道の師範を務めるルーマニア人の父の元、英語を勉強中。身長164センチ。

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