NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の5日に放送された第45話の平均視聴率が17・6%(関東地区)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の18・8%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。オープニングの映像では杉咲と、千代の幼少期を演じる子役、毎田暖乃(のの)らが登場し、横に並んでいる演出がされている。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、千代(杉咲花)らは女形仲間が一平(成田凌)に仕返しをする現場に遭遇。仲裁に入った漆原(大川良太郎)に一平は「女形は時代遅れのお払い箱や」と言い放ち、憤りが爆発した漆原は我を忘れて殴り掛かった。殴られた一平は「やったらできるやないか。また一緒にやってほしい」と頼みこんで気を失った。家に戻った一平は顔に包帯をぐるぐる巻きにされた状態で目を覚ました。千代はその後、千之助(星田英利)の所へ向かうと、天晴と徳利が先に来て、千之助を笑わせようとしていた。その後、一平も駆けつけ劇団に入るように頭を下げてお願いした。その時、一平に巻かれていた包帯が取れ、大きく目を腫らした顔が現れた。その顔を見た千之助は噴き出して大笑いし、劇団に入ることが決まった。後日、千之助や漆原ら全員が集まり新しい劇団の稽古初日を迎えた。そこで一平は「鶴亀家庭劇」と新しい劇団名を発表。旗揚げ公演の台本の話をしたとき、千之助は「面白くない」とその台本を投げ捨て、自分が書いた新しい台本で行うように要求した。