昨年9月に第1子となる女の子カイちゃんを出産した米モデルのジジ・ハディッド(25)が、ファッション誌ヴォーグのインタビューで自宅出産だったことを明かした。

3月号の表紙も飾ったハディッドは、パートナーで元ワン・ダイレクションのメンバー、ゼイン(28)との間に授かったカイちゃんを、コロナ禍で自宅出産することにした経緯を告白。また、初産だったハディッドは出産に14時間かかったことや生まれた子供を最初に受け取ったのはゼインで、疲れ切っていた自分は生まれたことに気がつかなかったことなど出産秘話も明かしている。

ハディッドによると、当初はニューヨークの病院で出産を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で家族の立ち合い出産が認められないことが判明し、それなら自然な形で出産しようと妊娠してから隔離生活を送ってきたペンシルベニア州の農場で自然分娩で出産することを急きょ決めたという。出産にはゼインはもちろん、自身の母や妹でモデルのベラも立ち会い、助産師の手伝いのもと無事に出産したと明かしている。

長時間の陣痛との格闘の末に生まれた瞬間について、「もう疲れ果てていて、まったく気づかなかったの。ふと顔をあげたらゼインがカイを抱っこしていて、本当にかわいかった」とハディッド。「助産師が誰も代われないから自分が頑張らないとと言ってくれて、病院のベッドで産むのとまったく同じように呼吸しながら生んだの。母もゼインも妹も、とても誇りに思ってくれている」と語っている。

2人は2015年から交際を始め、何度かオンとオフを繰り返しながら昨年4月に妊娠したことを公表していた。ハディッドは出産後はベビーカーを押す姿やカイちゃんを抱っこする姿などをSNSで公開している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)