宮城県出身のサンドウィッチマン伊達みきお(46)が11日、東日本大震災発生から10年を迎え、「また、同じ様な悲劇が起こらない様に、あの日を体験して生き残った者として伝えて行きます」とした。

東日本大震災の発生時は、ロケで滞在していた宮城県気仙沼市で被災した伊達。3月11日を迎え、11年連続で気仙沼を訪れたことをブログで報告し、「震災直後、泣きながら前を向いて生きてきた地元の方々を見てきたから…今、そんな方達と笑顔で会うと、10年という時間の経過も感じる。今日で10年。歯を食い縛り、本当によく頑張ってきました」と、感慨深げにつづった。

復興は進んだが、未曽有の大震災の傷痕は深く、行方不明者の捜索も今なお続いている。「たった10年経っただけ」と伊達。「これからも、我々は何も変わらず共に生きて行きます。地元の方々は、とにかく復興に向かって全力で走り続けた10年。疲れも出てくるでしょう。明日から、ほんの少しだけゆっくり…たまには寄り道しながらまた前に進んで欲しいです」と、被災地の人々をおもんぱかり、「いつ、どこで何があるか分からない自然災害。また、同じ様な悲劇が起こらない様に、あの日を体験して生き残った者として伝えて行きます。あいつら、まだ震災の事言ってるって言われても…伝えないと」と思いをつづった。