女優広瀬すず(22)がこのほど、テレビ朝日系の主演スペシャルドラマ「エアガール」(20日午後9時放送)の会見を、共演の坂口健太郎(29)藤木直人(48)吉岡秀隆(50)と都内で行った。

戦後初のキャビンアテンダント(CA)誕生を描く、史実をもとにした物語。

CAを演じるため、撮影前に所作指導を受けたという広瀬。コップやおしぼりが客の受け取りやすいように提供されていることを知り、「精神やエネルギーを使うお仕事なんだと感じました。これから飛行機に乗った時、注目したくなりました」と話した。本物の飛行機内で撮影を行い、パイロット役の坂口は「ボタンがすごい数あって、触れるのが怖かった。貴重な体験でした」と振り返った。

また、夢をかなえるため奮闘する物語にちなみ「小さい頃の夢」を聞かれると、広瀬は「バスケットの監督」と回答。小学2年から中学3年までバスケに打ち込んだが「小学校の時の監督が怖すぎて。怒られずに続けるなら、監督になればいいんだと。選手だとずっと怒られ続けると思った」と動機を明かして笑った。

民間航空会社立ち上げに反対する役どころの藤木は、「吉岡さんと対峙(たいじ)する、殺伐としたシーンばかり。“エア”もなければ“ガール”もない」とがっくり。英語のせりふに挑戦した吉岡は、映画「八月の狂詩曲」で黒沢明監督、米俳優リチャード・ギアを前にNGを連発したトラウマを回想した。今回も苦手意識を克服できず、「もう二度と英語はしゃべりません」と誓って笑わせた。

会見の最後には、それぞれが願い事を書いた紙飛行機を飛ばした。広瀬は「爪が割れませんように」と書き、「すぐ割れるんです。手元のシーンがあると、大事だなと思う」と照れ笑い。「花粉症克服」と書いた坂口は、飛距離が一番伸びたことにガッツポーズで喜んでいた。