米カリフォルニア州ロサンゼルス(LA)で15日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年3月中旬から閉鎖されていた映画館が1年ぶりに営業を再開した。
全米で最も感染者数が多いカリフォルニア州の中でも、LA郡は医療体制が逼迫(ひっぱく)するなど、長期間、深刻な感染拡大が続き、1年間にわたる厳しい経済活動の制限が設けられていた。新規感染者数の減少やワクチン接種の普及を受け、感染状況に基づき実施されている4段階の行動や経済活動の規制が、最も厳しいグループから1段階引き下げられたことで、映画館など娯楽施設の営業再開が認められた。
米映画館チェーン大手AMCエンターテインメント・ホールディングスは、15日に市内2カ所で営業を再開させ、さっそく大勢の映画ファンが訪れた。
LA郡当局は、感染対策として収容人数を25%以下、または1スクリーニングあたり最大100人までと上限を定めているが、ハリウッド映画のお膝元で全米第1位のシェア率を誇るLAの映画館再開は、苦境に立たされている業界全体にとって大きな前進となった。
AMCは今後順次、LA郡にある25の劇場を再開させる意向を示している。LAではこの日から娯楽施設のほか、飲食店の店内飲食やスポーツジムの屋内営業の再開も始まった。(ロサンゼルス=千歳香奈子)




