日向坂46が26日、デビュー2周年記念配信ライブ初日公演の「春の大ユニット祭り」を開催した。無観客配信形式だったが、思わぬサプライズ演出に涙を見せる一幕もあった。

冒頭、キャプテン佐々木久美が「皆さんのおかげで明日、デビュー2周年を迎えます! ありがとうございます」と感謝を伝えた。体調不良で一時休業していた宮田愛萌がこの日から復帰し、「まなも~! おかえり~ ! 」とメンバーたちに歓迎された。

日向坂46に改名前のけやき坂46(読み:ひらがなけやき)時代の楽曲を含むユニット曲を次々と披露した。「大切な人にプレゼントしたい曲」や、「おひさま(ファンの愛称)になったキッカケの曲」など、テーマごとにファン投票などで選ばれたナンバーをパフォーマンスした。

佐々木久美、加藤史帆、齊藤京子、高本彩花、潮紗理菜の5人組ユニット「りまちゃんちっく」はじめ、多数のユニットが登場した。けやき坂46時代の楽曲「ハロウィンのカボチャが割れた」「沈黙した恋人よ」など、2年以上ぶりに披露された人気曲もあった。

また、同じ「坂道」グループの乃木坂46キャプテン秋元真夏、櫻坂46キャプテン菅井友香からも、2周年の祝福メッセージが送られた。松田好花は「まさかの方からのコメントをいただいて、すごううれしいです」と喜んだ。

終盤、佐々木久美は「今日はひらがな(けやき)時代からの曲も披露できましたし、ユニット曲って少人数なので、メンバーにも思い入れがある曲が多かったりするので、当時の衣装で歌えて本当にうれしかったです。自分が参加していないユニットでも、楽しんじゃいました」と笑顔を見せた。

突然場内が暗転すると、バースデーソングが流れた。メンバーたちの正面に見える巨大モニターに、手を振ったり、メンバーの名前が書かれたタオルを持ったりするファンたちの姿が映し出された。「日向坂46 2周年おめでとう」と表示されると、佐々木久美は「おひさまからの、サプライズですか !? 」と目をぱちくりさせ、「こんなすてきなサプライズが待っているなんて、思っていなかったです。こんなすてきなおひさまの皆さんと、メンバーと、2周年を迎えられるって、本当にうれしいことですね」と涙した。

ラストの「窓を開けなくても」を全員で歌い終え、佐々木久美は「ユニット曲だけでこんなにすてきなライブを開かせていただけるなんて、何年か前の私たちからしたら夢のような出来事です。いつも応援してくださっているおひさまの皆さんのおかげです ! 」。27日には、2周年メモリアルライブ「2回目のひな誕祭」も開催する。「明日は日向坂46が2歳になるので、また明日、皆さんにお会いできたらと思います ! 」と笑顔でアピールした。