2009年4月にスタートしたテレビ東京系「たけしのニッポンのミカタ!」(金曜午後10時)が26日、最終回を迎えた。放送開始から12年で全419回放送してきたという。

この日、最終回を迎えたが、2人は30日スタートの同局系新番組「レベチな人、見つけた」(火曜午後11時6分)で引き続きタッグを組む。そのため、湿っぽさはなく、ビートたけし(74)は「タイトルが変わるだけだよ!」と突っ込み、国分太一(46)も「ちょっとお引っ越しですかね」と笑顔を見せた。

番組終盤、国分が「こんな時代のテレビは、これからどう変わっていく」というテーマを掲げた。たけしは「しばらく、テレビは、ネットやSNSとかYouTubeとかにかなり侵食される時代が続くと思う。だけどそれは絶対飽きると思う」と考察。「文明って面白くて、デジタルのすごくいい時計が2、3万円で買えるのに、1日に3秒狂うのが1億円っていう。正確さではなくて、その機械がどう動くか、みたいな事が楽しい」と「デジタルや正確さだけが全てではない」と訴えた。その上で「今飛ばされてすごい簡略化しているけど、実はその移り変わりの間を大事にするような時代が来るかもしれない」と期待した。

最後に、2人は「12年間ありがとうございました」と深くお辞儀をし番組を締めくくった。