謎に包まれていた男女混の4人組アカペラグループ、ナギーレーンが、4日放送のテレビ朝日系「関ジャム 完全燃SHOW」に出演する。ゴスペラーズが「若手の注目株」として指名。新世代アカペラ・グループとして注目を集めていた。

メンバーは15年のミス明学のれいちょる(リードボーカル)、ニューヨーク生まれの帰国子女のブリジットまゆ(リードボーカル&コーラス)、東京外大ドイツ語科を卒業し、4カ国語を使いこなすmikako(リードボーカル&コーラス)、米バークリー音楽大学出身のバラッチ(パーカッション)の4人組だ。

結成は18年。音楽的には「70年代のシティポップに影響を受けた」と言い、東京・渋谷を中心に活動してきた。関係者は「モデル、トリリンガル、アレンジャーなど多彩な才能が集結し、シティポップを自由に操る令和のネオシティポップバンド」と話す。

19年6月にミニアルバム「ナギービートで唄わせ」で本格的にデビューし、昨秋は3カ月連続で配信リリース。ライブ中心の活動で根強い人気を獲得してきた。19年にミニアルバム発売記念ライブは300席が即日完売したという。

こんなナギーレーンの才能をいち早く見抜いたのがアカペラではレジェンド的な存在のゴスペラーズだった。今年、結成25周年を迎え、記念版としてアカペラアルバム「アカペラ2」を3月10日に発売したこともあり4日放送の「関ジャム 完全燃SHOW」に出演。そこで若手後継者としてナギーレーンを推薦し、共演が実現した。

また、バラッチは、松原ヒロ名義で作家活動もしており、ゴスペラーズの今回のアルバムの中では3作品を提供しているという。

番組では、同じ楽曲を披露し合う中で、それぞれのアレンジで楽曲の印象がどう変わるかなども実演。ゴスペラーズと比較しながらもナギーレーンの魅力を最大限にアピールしていく内容だという。

音楽関係者は「若者の間ではアカペラが再ブームを巻き起こそうとしています。特に、大学生の間では今、400大学の中にアカペラ・サークルが存在し、中には所属人数が100人以上というサークルもあるほどです。最近はコロナ禍の中でオンラインでもアカペラ人口が広がっています。そう言った中で、シティーポップを基盤としているナギーレーンの人気は高まっているのです」と話している。